発達性読み書き障害の子を持つお母さんが、書いた本です。
発達性読み書き障害の親の苦悩
親の目から見た本人の苦悩
そういうことへの試行錯誤や対処法などが
とてもコミカルに描かれています。
というか、主人公の男の子が、しっかりしすぎ。
多分43歳の私よりもしっかりしてる(笑)
障害当事者の私としては、正直、小中学校での思い出したくもない記憶が刺激されたりしましたが、逆に言うとその分、リアルなのかなと思います。
読み書き障害の対処法や勉強方法の一例なども載っているので、
読み書き障害のお子さんの親にも良いだろうし、読み書き障害がどんなものか知りたいっていう教育関係の方、教育関係でなくても読み書き障害に興味ある方、読み書き障害の人が、どういうところに『障害』を感じて生きてきたのか知りたいという支援関係者の方。
ようするに、すべての人に是非読んでいただきたい一冊です。
追記:続本の『「うちの子は字が書けないかも」と思ったら 発達性読み書き障害の子の自立を考える』も読みましたが、妹さんが(精神的に)逞しすぎる(笑
しっかり者の兄。たくましい妹。ちょっと、うらやまししかな。